レヴォーグが年次改良、F型に進化。大発生の特別仕様車を総ざらい。 [2019年05月20日更新]

レヴォーグ
 
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レヴォーグが年次改良を実施、F型登場。
 
2019年5月7日 2つの特別仕様車が誕生。グレード体系が一気に複雑化。

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文責:スバルショップ三河安城 和泉店

お問い合わせ:0566-92-6115

担当:余語

 

最後の大規模年次改良?レヴォーグに、F型が登場。

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次期レヴォーグのテストカーがスクープされ、にわかに周囲が慌ただしくなってきたレヴォーグ。2.4Lターボが登場するとか、ハイブリッドがあるはずとか、EyeSight ver4の進化は如何に等々、様々な情報が跋扈しています。その辺りの情報は別項に譲るとして、今回は、年次改良と特別仕様車の装備の詳細についてお伝え致します。

2014年に鳴り物入りで登場した、レヴォーグ。今回、5年目を迎えるにあたり、年次改良を実施しF型へ進化しました。マイナーチェンジはD型で実施済みですから、変更点は多くありません。最大のポイントは多数が一気に登場し、複雑となった特別仕様車です。

 

特別仕様車のオンパレード。レヴォーグのグレード変遷史。

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2015年4月に追加設定された、Proud Edition。

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2016年7月に登場した、STI Sport。

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BOXERエンジン50周年記念として設定された、SmartEdition。

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レヴォーグは2017年8月にマイナーチェンジし、後期型に進化。

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ビルシュタインを採用したお得な特別仕様車、V-SPORT。

まずは、レヴォーグのグレードの変遷を見ていきましょう。

2014年に鳴り物入りで登場したレヴォーグ。このデビュー当時から設定されていたのが、1.6GT EyeSightと1.6GT-S EyeSight、2.0GT EyeSightと2.0GT-S EyeSightです。ただ、当初は1.6LにEyeSightレス版が存在していました。

なお、初期ロットはEyeSightレス版のみだったため、各ディーラーは泣く泣く1ヶ月のみ試乗車を購入していました。これは、アクティブレーンキープを盛り込んだEyeSight ver.3の完成が遅れたのが理由。1月5日から予約開始したにも関わらず、納車が1ヶ月遅れた7月にズレ込むことになりました。

この時点でのグレードは5つ。

・1.6GT(〜2015年4月)

・1.6GT EyeSight

・1.6GT-S EyeSight

・2.0GT EyeSight(〜2016年6月)

・2.0GT-S EyeSight

続いて、2015年1月には1.6GT EyeSightをベースに、ホイールを18インチとした「S-Style」が登場します。

・1.6GT EyeSight S-Style(〜2019年5月)

2015年4月には、EyeSightレス版は廃止。全グレードがEyeSight搭載車となります。2015年6月には、スバルの各モデルにProudEditionを設定。レヴォーグにも追加設定されます。

・1.6GT EyeSight ProudEdition(〜2016年6月)

・1.6GT-S EyeSight ProudEdition(〜2016年6月)

マイナーチェンジを1年後に控えた2016年6月には、年次改良を実施。このタイミングで、需要が少なかった2.0GT EyeSightが廃止され、2.0Lは1グレードのみとなります。

続く2016年7月には、ファン待望のSTIモデルが登場します。インテリアは本革仕様(ボルドー)とし、専用エクステリアと専用チューニングサスペンションで仕立てられたモデルで、デビュー当初から多いに注目を集めました。

・1.6STI Sport EyeSight

・2.0STI Sport EyeSight

2016年12月には、SmartEditionが追加設定されています。1.6GTをベースに、GT-Sに準じた装備を加えたもので、スポーツ志向でない方に買いやすい装備となっていました。このSmartEditionは、2017年8月のマイナーチェンジで一旦廃止されますが、2018年6月の年次改良時に復活設定。今回、新たにカタログモデルに昇格しています。

・1.6GT EyeSight SmartEdition

2017年8月のマイナーチェンジは、外観変更を伴う大掛かりなものとなりました。最大の話題は、EyeSightがver3.5(つまり、ツーリングアシスト)に進化したことで、渋滞時の先行車追従や片側白線のみでのレーンキープが新たに実現しました。また、サスペンションチューニングを大幅変更を断行。GT系やGT-S系の足回りは相当に緩められ、NVHを劇的に改善すると共に、路面への追従性を改善しています。前期型で酷かったGT系のゴツゴツ感が一掃されたことは、特筆すべきでしょう。

2019年1月には、V-SPORTが追加設定されています。かつて、レガシィに設定されていたお買い得モデル「B-SPORT」の復活です。1.6GT EyeSightをベースとしつつ、ビルシュタインダンパーを装備するスポーツ志向のユーザーに嬉しい仕様となっており、この度の年次改良でカタログモデル化されています。

・1.6GT EyeSight V-SPORT

 

レヴォーグF型、グレード一覧と特別装備比較表。

今回、F型への進化に合わせて新たに登場したのが、2種の特別仕様車。1.6GT-S EyeSight Advantge Lineと1.6/2.0STI Sport EyeSight Black Selectionです。これに加えて、既存のSmart EditionとV-SPORTもカタログモデル化されています。この全てを表にすると、次のようになります。ただ、Smart Edition、V-SPORT、Advanage Line以外は、これに加えてメーカーオプションがありますのでご注意下さい。

当方も頭痛がしてくる、この特別仕様車の嵐。どうしてこんな事になってしまったのでしょう。これでは、選ぶ方も一苦労です。

それでは、特別仕様車の詳しい装備について、それぞれ見ていきましょう。

グレード名1.6GT
EyeSight
1.6GT
EyeSight
SmartEdition
1.6GT
EyeSight
V-SPORT
1.6GT-S
EyeSight
1.6GT-S
EyeSight
Advantage Line
1.6STI
Sport
EyeSight
1.6STI Sport
EyeSight
Black Selection
2.0GT-S
EyeSight
2.0STI Sport
EyeSight
2.0STI Sport
EyeSight
Black Selection
エンジン1.6L直噴ターボ2.0L直噴ターボ
最大出力125kW(170ps)/4800-5600rpm221kW(300ps)/5600rpm
最大トルク250N-m(25.5kg-m)/1800-4800rpm400N-m(40.8kg-m)/2000-4800rpm
トランスミッションリニアトロニックスポーツリニアトロニック
駆動方式アクティブトルクスプリットAWDVTD-AWD
タイヤ215/50R17225/45R18
アルミホイール17インチ
ガンメタ
切削光輝
17インチ
ブラック
切削光輝
18インチ
ブラック
切削光輝
18インチ
ガンメタ
切削光輝
18インチ
ブラック
18インチ
ダークグレー
切削光輝
18インチ
ブラック
切削光輝
18インチ
ガンメタ
切削光輝
18インチ
ダークグレー
切削光輝
18インチ
ブラック
切削光輝
サスペンション
(ダンパー)
スタンダードビルシュタイン製
(フロント倒立式)
STIチューニング
ビルシュタイン製
(F:DampMaticII)
ビルシュタイン製
(フロント倒立式)
STIチューニング
ビルシュタイン製
(F:DampMaticII)
インテリア
(シート等)
スタンダード
シルバーステッチ
(本革はオプション)
スタンダード
シルバーステッチ
スポーツ
ブルーステッチ
(本革はオプション)
スポーツ
ウルトラスエード・本革
ブルーアクセント・ステッチ
本革
ボルドー/レッドステッチ
スポーツ
ウルトラスエード・本革
ブラック・レッドステッチ
(RECAROフロントシートはオプション)
スポーツ
ブルーステッチ
(本革はオプション)
本革
ボルドー/レッドステッチ
スポーツ
ウルトラスエード・本革
ブラック・レッドステッチ
(RECAROフロントシートはオプション)
エクステリアスタンダードSTI Sport専用スタンダードSTI Sport専用
フロントグリルシルバーメッキ
ブラック塗装
ダークメッキ
ブラック塗装
STI Sport専用ダークメッキ
ブラック塗装
STI Sport専用
ヘッドランプ光輝タイプブラックベゼル
ドアミラーボディ色
(サテンメッキはオプション)
ブラックボディ色
(サテンメッキはオプション)
ブラックサテンメッキブラックボディ色
(サテンメッキはオプション)
サテンメッキブラック
ドアハンドルボディカラーブラックメッキボディカラーメッキボディカラー
 

1.6GT SmartEdition:17インチ仕様のお得なモデル。

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日本でツーリングワゴンというジャンルが縮小していく中、その筆頭たるモデルがレヴォーグです。スバルの安全性は高く評価されており、先進安全性を理由にレヴォーグを選択する方も多くいらっしゃいます。そんな方にオススメなのが、この1.6GT SmartEditionです。このモデルは、メーカーオプションの設定が無い、単一装備のみでの設定です。

サスペンションはスタンダードながら、前述のようにマイナーチェンジでそのネガはすっかり解消されており、滑らかな乗り心地で快適なドライブが愉しめます。タイヤは17インチなので、タイヤ入力がマイルドになる他、維持費の面でもプラスです。

ヘッドランプはブラックベゼル、フロントグリルはダークメッキとGT-Sに準じたエクステリアとなっています。ドアミラーはブラックで、ウェルカムライティングは装備されません。インテリアでは、シート形状はGT系に準じたスタンダードながら、ペダルはアルミパッドを装備しています。

同じ1.6GT EyeSightで比較すると、opコードDXCが的確でしょう。DXCの283万円に対し、SmartEditionではー10万円となる273万円(以下すべて税抜き)。装備差は、スマートリヤビューミラーとウェルカムライティングのみ。どちらも、余り必然性を感じないアイテムだけに、相当にお買い得なのが分かります。

 

1.6GT V-SPORT:GT-Sが欲しい方にオススメなお買い得スポーツグレード。

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V-SPORTを一言で表せば、GTの価格で買えるGT-S。レヴォーグの魅力をなるべく安く味わいたい方には、絶対にオススメの1台です。

最大の特徴は、GT-S系にのみ装備されるビルシュタイン製ダンパー。レガシィ以来伝統の黄色のダンパーは、スバルファンなら外せないアイテムです。ガチガチだった足回りも、マイナーチェンジで相当に改善されているので、腰の調子に不安があるユーザーにも安心です。また、STI SportのみだったWRブルーが選べるのも、嬉しいポイントです。

同じ装備で比べるとすると、1.6GT EyeSightだとopコードDXCが283万円。1.6GT-S EyeSightだとopコードDXCで300万円。これが、V-SPORTでは285万円となります。

1.6GTとの装備差は、スマートリヤビューミラーとウェルカムライティングがレスとなるものの、ビルシュタインダンパーと18インチタイヤ、ペダルのアルミパッドがプラス。ドアミラーはブラックとなり、フロントエンドもGT-S仕様となります。これで、+2万円。

一方、GTSとの装備差は、シート形状がスタンダードとなり、さらにスマートリヤビューミラーと運転席パワーシート(10Way→8Way)、助手席パワーシート、サイドシルプレートがレスとなります。これで、価格差は15万円安。

スバルのツーリングワゴンは、ビルシュタインでなくちゃ駄目。でも、最近のスバルは高過ぎる!!とお怒りの方(かなり、多いです。。。)にオススメです。

 

1.6GT-S EyeSight Advantage Line:渋さが光る、GT-Sの特別仕様車。

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今回新たに登場した、Advantage LineはGT-Sをベースに個性をプラスしたモデルです。ドアミラー、ドアハンドル、エンブレム類がブラックで統一されており、ボディカラーにブラックを選べば正に漆黒の1台となるでしょう。ホイールも切削光輝を省略、ブラック1色になっています。このグレードのみ選べる、クールグレーカーキは相当にレアな1台となるでしょう。この他、ボディカラーはパールホワイトのみと、全3色しか設定がありません。

インテリアに目を移せば、こちらはブルーのアクセントがポイント。シートの両脇が鮮やかなブルーとなっており、ベースのGT-Sよりも更にクールなイメージを演出しています。

装備品全体を見ても、GT-Sがベースですから、助手席パワーシートやスマートリヤビューミラー、スポーツシート、サイドシルプレート、ビルシュタイン製ダンパー等は当然装備済。特別仕様車特有のレス設定はありません。つまり、Advantage Lineはお買い得感ではなく、個性に特化したモデルなのです。そのため、価格もGT-SのopコードDXCに対し+10万円の設定。

Advantage Lineは、GT-S系のこだわりの1台として誕生しました。よりレアなレヴォーグを選びたい方にオススメです。

 

1.6/2.0STI Sport EyeSight Black Selection:赤くないSTI SPORT。

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今回、唯一2.0Lモデルにも設定されたのが、このBlack Selectionです。この特別仕様車のみ、メーカーオプションの設定があり、よりハイエンドなレヴォーグに仕立てることができます。

Black Selectionの最大のポイントは、赤くないインテリア。STI Sportは個性的なボルドーの内装が特徴ですが、少々否定的な反応を示す方もいらっしゃいます。Black Selectionは、そんな方にピッタリの1台です。

特別装備は、ブラック/切削光輝のアルミホイール、ブラックのドアミラー。そして、専用のブラックインテリアです。

ベースとなるSTI SportのopコードFXCと、同価格330万円のもの(opコード61C)を比較してみましょう。一番の違いは、STI Sportでは本革仕様だったものが、Black Selectionではウルトラスエード/本革シートになります。そして、インテリアはスタンダードなブラック+レッドステッチ。印象としては、よりコンベンショナルになったと言えるでしょう。

メーカーオプションは、RECAROフロントシートとサンルーフ。このRECAROフロントシートはぐるぐるダイヤルを回す手動式ではなく、8Wayパワーシート仕様。但し、2.0Lモデルにこの双方を装備するとすれば、車両価格は401万円に到達します。かなりの金額です。

Black Selectionもお買い得モデルではありません。STI Sportは欲しいけど、さらにこだわりたい。そんな方にオススメです。ただ、この価格帯まで来ると、レクサスやドイツ系プレミアムブランドに手が届くようになります。つまり、GT-S系とはまったく違う、もっともっと厳しい評価に晒されることになるのです。その中でも、本当に魅力ある存在でいられるのか。。。それは、スバル自身の能力そのものが関わっています。

 

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